STAFF BLOG
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2018.05.24
日本の原風景「ホタル」
とまで言うと大げさかもしれませんが、毎年6月のホタルの時期をわたしはとても楽しみにしています。
海舟の蛍バスツアーは、夜8時スタート。
普段は夕日ヶ浦の地元の方もあまり足を運ばない山奥へとお連れいたします。
力いっぱい光を放って飛び交う蛍に目を奪われて、
「わぁ~」
口を開けて感嘆の声を上げてしまいます。
京都府のホタルの時期は、早いところでは5月下旬から。
ここ夕日ヶ浦では、6月の10日位から例年見ることができます。
昨年は少し遅くて、6/16からホタルツアーを始めました。
蛍が地上に出てきてからの寿命は、約2週間と言われており
その内、光っていられるのは約1週間だそうです。
みなさんご存知のように、ホタルが光るのは「求愛行動」なんですね。
だからこそ、短い期間に一生懸命、輝いているんです。
強い光を点滅して飛んでいるのはオスのホタル。
メスのホタルは、葉っぱなどの上で薄ぼんやり光っています。
オスはその光で、自分の存在をアピール!
伴侶となる相手を探し求めて夜空を飛び回ります。
メスは、好みのオスを見つけるとオスの光の点滅にシンクロするように自らもお尻を点滅し始めます。
これでひと組のカップルが誕生するそうです。
しかしながら、オスに比べてメスの数は圧倒的に少なくて
男の熾烈な戦いが繰り広げられているそうですよ。
ホタルの光り方の変化に気を止めながら眺めていると、
恋愛ドラマの1ページが思い浮かんでくるかもしれませんね。
ホタルが活動的に飛び交う時間は夜8時頃。
そこでホタル鑑賞バスも海舟を8時に出発しています。
往復約1時間のバスツアーを楽しんでくださいね。
ホタルは風が弱くて雨あがりの湿度が高い日、蒸し暑い日により活発に活動をします。
こんな日にホタルに出会えたならば、幻想的な光に包まれる感覚になれるかもしれません。
6月は当館も比較的ゆっくりしていますので、
天気予報をご確認の上、当日予約でも十分ご宿泊のご用意ができると思います。